JDDnet意見交換会(ヒアリング)について

2026年4月6日、JDDnet主催の意見交換会(ヒアリング)が開催され、【場面緘黙関連団体連合会】として参加がありました。

当日は、場面緘黙に関わる支援の現状や、発達障害者支援法における位置づけについて、多面的な意見交換が行われました。

【静岡 場面かんもくの会】としても、事前協議や連合会内での議論に関わってきた経過を踏まえ、この意見交換の概要を活動報告として共有します。

JDDnetとは

JDDnet(日本発達障害ネットワーク)は、発達障害に関わる関係団体等によるネットワーク組織で、政策提言、理解啓発、関係機関連携などに取り組んでいます。

今回の意見交換会は、そうしたJDDnetとの意見交換の場として開催されました。

当事者・家族から共有された課題

意見交換では、教育現場や医療現場において、場面緘黙への理解不足により支援につながりにくい実態が共有されました。

学校で適切な対応が得られず、不登校や進路上の困難につながるケース、制度上の支援につながりにくい現状、親が孤立しやすい状況など、各地の経験が報告されました。

また、相談先が分かりにくいことや、専門機関につながっても十分な支援に至らないことも課題として挙げられました。

発達障害者支援法をめぐる主な論点

意見交換では、場面緘黙支援を後退させないために、発達障害者支援法の枠組みの重要性について議論が行われました。

支援法の位置づけは、単なる法的整理にとどまらず、教育・医療・福祉・家庭の連携や、支援センター機能とも関わる論点として確認されました。

意見交換で論じられた制度上の視点

今回の意見交換では、現行制度のもとで場面緘黙支援を後退させない視点と、より広い制度設計のあり方についても論点が共有されました。

ひとつは、現行制度のもとで場面緘黙のある人が支援から排除されないようにする視点です。

もうひとつは、支援の入口を診断名中心ではなく、支援の必要性を中心に考える方向についてです。

障害者基本法や障害者権利条約、海外制度の考え方にも触れながら、診断名の列挙だけでなく、継続的な社会生活上の制限や合理的配慮の必要性に基づく考え方についても議論されました。

確認された方向性

JDDnet側からは、場面緘黙をめぐる正しい理解の普及、センター機能の明確化、成功事例の共有、研究と実践の推進などの方向性が示されました。

今回の意見交換を通じて、支援を後退させない方向で考えていく重要性が、多方面から確認される機会となりました。

【静岡 場面かんもくの会】として

【静岡 場面かんもくの会】としても、地域での活動を土台にしながら、必要な場ではこうした意見交換や発信にも関わっていくことは大切だと考えています。

日常の困りごとへの支えと、制度や環境への働きかけは、どちらか一方ではなく、両方が必要になることがあるためです。

今後も、地域での活動を大切にしながら、必要な取り組みを重ねていきたいと思います。

活動内容

【静岡 場面かんもくの会】が大切にしている活動の考え方や、取り組みの方向性をご紹介しています。

活動のあゆみ

【静岡 場面かんもくの会】の設立からこれまでの歩みや、活動報告をご覧いただけます。

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