なぜ親の会を作ったの?
幼稚園で話すことができないわが子の症状が「場面緘黙」だと分かり、本やネットで情報収集しました。
当時はまだ書籍も少なく、誰かに相談してくても周囲に同じような子もおらず、ひとり孤立した気持ちを抱えていました。
どの病院に連れて行けばいい?療育はどうすればいい?…悩みながら試行錯誤する毎日でした。
そんなとき、支援の助けになれば…と訪れたある発達支援団体のお話し会で、同じ場面緘黙のお子さんをお持ちのお母さんに出会うことができました。
しかも二人もいらっしゃったんです!
同じ境遇の子を持つ親として、いろいろなお話ができました。本当に何でもない雑談ですが、同じ悩みを持つ連帯感もあり、とても楽しく過ごしました。
他にも孤立した気持ちを抱えたままの方々がいるに違いない。同じ悩みを持つ親が集まれば孤立した状況を変えられるかも。
そう思い立ち、親の会を作ろうと持ちかけたのがきっかけです。
場面緘黙を知らない学校や病院に少しでも情報を伝えて支援してもらえるように、同じ悩みを持つみんなで集まって共に前向きに克服を目指すことが出来るように。
日々のちょっと鬱鬱とした気持ちや悩みを共有して前を向いて進めるように。
そんな想いを形にしたのが『静岡 場面かんもくの会』です。
『静岡 場面かんもくの会』名前の由来
各地域に孤立したままの子どもたち、親たちとつながり、共に場面緘黙を克服できるように。
適切な支援を受けられるよう情報を共有し、日々の悩みを吐露する場を作りたい。
ネット検索しても何も見つからなかった静岡に最初の「場面緘黙の会」を作ろう!
と、出会ったばかりのお母さんたちに申し出ました。
地域の壁を作らず、横のつながりを広げて、静岡県内すべての場面緘黙症状のある子供たちを支える団体にしよう。
その先は各都道府県とつながり、全国に輪を広げよう!
その第一歩として『静岡 場面かんもくの会』と名付けました。
私たちの目指すもの
私たちも同じ気持ちでした。どうしたらいいのだろう…?と、不安で色々調べました。
本に記載されていることや、ネットで調べたことなどもトライしてみました。
でも、保護者だけでは限界があります。
場面緘黙は不安障害の症状で、治すことが出来ると言われています。
しかし「症状の緩和」のためには学校現場、医療、療育現場との連携が不可欠です。
子どもたちが本来の自分らしく外でも生き生きとした毎日を送れるように。
- 地域に住む場面緘黙症状のある子どもたちがより良い支援を受けられるよう、保護者の情報共有の場を作ります。
- 学校、医療、支援の現場に場面緘黙に関する正しい知識と情報を届けられるよう、啓蒙のための活動を行います。
どんな場所に住んでいようとも、症状が正しく理解され症状の緩和のための支援をみんなが受けられるようになるまで。
そんな社会を目指して少しずつ進んでいこうと思います。
あなたはひとりではありません。皆さまのご参加をお待ちしております。
子どもたちが自分らしく生きられるように、私たちに出来ることはたくさんあります
場面緘黙の症状を持つお子さまの保護者の方々、園や学校の先生、心理士さんなど、場面緘黙に関わる指導者の立場の方も参加いただければ嬉しく思います。
参加される一人一人の想いが大きな力となって現状を変えていくことが出来ると信じています。
よろしければ下記リンクよりご入会ください。